疑問に思ったのは、最近厚生労働省の”国民年金切替え救済措置”が問題になってますよね?
参考↓
http://t.co/bk4r6d0
これで結局国民年金がもらえなくなった人は実際は生活保護に入るわけです。
で、ふと、国民年金の支給額と生活保護費ってどういう大小関係になるんだろう?って思ったわけです。
というわけでちょっと調べてみました。
まず、国民年金支給額について
以下のサイトを参考にしました。
http://nenkin.shopping-square.com/news/year22.html
これによると、平成22年度の基礎年金は月額66,008円だそうです。
次に生活保護費ですが、これは計算方法が住んでいる場所、年齢などで異なってくるということで
「地方に住んでいる65才の方1人暮らし」を想定して算出してみました。
参考にしたのは以下のサイト
http://www.mhlw.go.jp/bunya/seikatsuhogo/seikatuhogo.html
の以下の書類
http://www.mhlw.go.jp/bunya/seikatsuhogo/dl/seikatuhogo03.pdf
まず、① 生活扶助基準(第1類費)では「地方」に住んでいるということで、
3級地-2という一番支給額の低い等級、そして「年齢65才」を選ぶと、27,980円という欄が選べる。
次に② 生活扶助基準(第2類費)へ進んで同じく3級地-2、「一人暮らし」という事から 33,660円という欄が選べる。
最後に③ 加 算 では障害、母子世帯だけなのでここでは何も加算されない。
とすると、27,980円+33,660円=61,640円月額なのです
なんと、国民年金支給額66,008円に対して生活保護費61,640円と5000円くらいしか変わらないんですね・・orz
しかも、生活保護費の参考資料の④を見ると”④ このほか、必要に応じて住宅扶助、教育扶助、介護扶助、医療扶助等が支給される。”とあるので、賃貸の人なんかは+αでもらえるんですね。もうこうなると、国民年金よりもらえる額って多いんではないでしょうか?
とまぁこうなると、最初の話に戻って、今ニュースで今回の救済措置について
「真面目に国民年金払っている人が馬鹿をみる」とおっしゃってる真面目に国民年金を払った方は、
まったく国民年金を払っていない生活保護の方と比べて5000円くらいしか多く貰えてないという。
むしろこっちに怒っていいんじゃないかと思われるくらいの内容が見えてきてしまうような・・。
むむ・・生活保護が全て悪いわけではないと思いつつも見直しも必要ではないかと考えさせられる内容でした。